世も末なので加藤千恵作品を読み返してみた
こんにちは。よもすえです。
今日は私が大好きな本を6冊紹介します!
ハニー ビター ハニー
表紙のイラストが目に入って、
「なんかこの絵見たことある。カワイイ」と思って、そのままレジに直行した本。
本をジャケ買い(カバー買い?)したのは、人生でこれだけかも。
薄いし安いし、最悪つまんなかったら飾ればいっか!と思ってた。
* 甘く響く
高校生の頃の私はこの話を読んだとき、
「大学は絶対に男女共学へ行く!」と誓いました(笑)
実際入学して「こんなオレンジデイズねーよ!」とも思ったけど、
好きな人と話した内容は、どんなにくだらなくても覚えていたり、
女友達にしなくていい嫉妬をしてしまったり、
そういう“あるある”が詰まってるところが好きです。
- 作者: 加藤千恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/10/20
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さよならの余熱
『ハニー ビター ハニー』と同じ方の表紙イラストを見て購入。
「あれ、『渋谷区円山町』の人じゃん!」
とそのときやっと気づく。おそい(笑)
おかざき真里、漫画家かと思いきや博報堂でCMプランナーとかやってたのか...広告代理店社員しながら執筆ってそれこそ過労はなかったのかすごいな...*1
* 電話をかける
付き合っている彼氏に電話をかける話。っていうとよくある感じだけど、
この話で彼氏にかける電話は“無言電話”。
この時点で彼女キモい!って大体なる、と思う。
でも読んでいくうちに彼女の狂気が怖いのはもちろんだけど、
なんとなく自分の中にも彼女を理解できてしまいそうな気持ちが生まれちゃうんだよなあ。
読むひとによって感想もすごく変わりそう。
友達は「全然覚えてない、面白くなかった」って言ってた(笑)
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真夜中の果物
『さよならの余熱』の次の日に買った(笑)
この頃から「加藤千恵は私の考えてることがわかるのか?」って思って、
とにかく出たら全部買って読んでやる!って気持ちになった。
上2冊よりもさらに短い話が大量に入ってて、
地下鉄の1駅でちょうど一つ読めるから重宝してる。早い人はもっと読めると思う
* CO2
ハッピーエンド、ではないんだけれど、
読んだ後になんとなくすっきりしてしまった。
使っていた物とか、嫌いだと言っていた食べ物とか、
見ると別れた相手のことを思い出してしまう物って、もやもやするんだろうけど、
それをこんな感じで軽く読めるのが素敵だと思う。
- 作者: 加藤千恵
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あとは泣くだけ
全部買って読んでやる! と宣言していたが、
思っていたよりもどんどん出版されて追いつけないときに買った本(笑)
* 呪文みたいな
女子は基本的に群れる生き物なので、
一匹狼の女の子はなぜかそれだけですごく魅力的に見える気がする。
"リミ"は橋本愛ちゃん、"わたし"は未来穂香で想像した。
ちょっと違うかな(笑)
年齢が離れてるっけこの二人。
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ハッピー☆アイスクリーム
やっと買えた本!!!
デビュー短歌集に短編5編を加えたリミックスバージョン。
『加藤千恵 第1巻』って感じの本です(笑)
ここで紹介するのは短編ですが、
短歌がとても素敵なので、読んでほしいです。
「~なり」とか難しい歴史の単語(?)は出てこないので!
そもそも作者も高校生のときに書いてたものだしね!!
* 不幸な場所
読んだあとにすごーく気持ちが曇る話でした。
でも、そう感じない人もいるかもしれない。
私は自分にもこういうところあるなあって、
心当たりがある気がしました。
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卒業するわたしたち
最近買った本です。
下の『にじむオレンジ』が今の私にタイムリーな話で!
「卒業」って聞くと、私は高校の卒業式を思い出します。
でもこの本では単なる卒業式や恋愛関係に絡む話に留まらない、
いろいろな「卒業」の話が読めるので、
卒業式なんて、もう何年も前だよ!!
っていう人でも好きな話が見つかると思います。
* にじむオレンジ
アイドルグループからあるメンバーが卒業してしまうのを、ファンの目線から描いた話。
前回のブログで欅坂46の話をちょこっとだけしましたが、
私は乃木坂46もだいすき!
ちなみに推しは桜井玲香、星野みなみ、北野日奈子、衛藤美彩、、う~ん…選べない☆
乃木坂46は先々月、人気メンバーのななみんこと橋本奈々未が
グループからの卒業を発表しました。*2
推しメンではないけれど、
歌番組やライブのステージに立つと誰より発光して、キラキラ輝くななみんが大好きだったので、
ななみんのいない乃木坂は、何か大きなものが欠けてしまう気がして寂しいです。
きっと、"マナッシュ"が卒業発表したときの"あたし"も同じ気持ちだと思う。
そう思って、乃木坂ヲタク友達にも勧めています(笑)
16thシングル「サヨナラの意味」ではななみんがセンターです。
寂しいけど、ステージの真ん中でいつもよりもっと輝くななみんに私も「卒業おめでとう」を叫びたいなあ。
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- 出版社/メーカー: 小学館
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* 読んでみたくなったでしょ?
どの本も、小説を読むというより、
出てくるひとたちの独り言を聞いている感覚になります。
短編集のうち、好きな作品をピックアップしましたが、
本当に、ほんとに、ほんっとーうに、悩んで選んだので!(笑)
ぜひ本を買って、他の短編も読んでくださいねっ
*2:10月19日のニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」で人気メンバーのななみんこと橋本奈々未が、来年2月20日の24歳の誕生日をめどにグループから卒業、同時に芸能界も引退することを発表しました。
デザート - 乃木坂46 橋本奈々未、卒業&芸能界引退の理由?ネットでは憶測広がる - Powered by LINE